(目的)

第1条　この条例は、個性あるふるさとづくり・まちづくりを推進し、歴史ある赤穂市を次世代に引き継ぐため、赤穂への想いを持ち共感する人々からの寄付金を、市政の新たな展開や充実を図るための施策へ反映させるとともに、寄せられた寄付金について透明性をより高めることを目的とする。

(事業の区分)

第2条　前条の目的を具現化するための事業は、次のとおりとする。

(基金の設置)

第3条　寄付者から収受した寄付金を適正に管理するために、赤穂ふるさとづくり基金(以下「基金」という。)を設置する。

(基金への積立て)

第4条　基金として積立てる額は、次に掲げる額とする。

(寄付金の指定等)

第5条　寄付者は、その寄付金を運用する事業を、あらかじめ第2条第1号から第7号までの事業から指定できるものとする。

(基金の管理)

第6条　基金に属する現金は、金融機関への預金その他確実、かつ、有利な方法により保管しなければならない。

(運用益金の処理)

第7条　基金の運用から生ずる収益は、一般会計歳入歳出予算に計上して、この基金に繰り入れるものとする。

(繰替運用)

第8条　基金に属する現金は、予算でその確実な繰戻しの方法、期間及び利率を定めて、これを他の会計に繰り入れて運用することができる。

(処分)

第9条　基金は第1条の目的を達成するため、必要があるときは、その全部又は一部を処分することができる。

(運用状況の公表)

第10条　市長は、毎年度、この条例の運用状況について、公表しなければならない。

(委任)

第11条　この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。