更新日:2020年3月1日
ガソリンの取り扱いに注意!
平成25年8月15日に京都府福知山市の花火大会会場において、開設された露店で爆発事故が発生し、多くの死傷者が発生しました。ガソリンは自動車の燃料などに用いられ、私たちの生活に欠かすことのできないものです。しかし、消防法上の危険物に分類される非常に危険な物質です。特に露店など屋外で高温の状態での取り扱いには十分注意してください。
ガソリンの危険性
ガソリンは引火点がマイナス40度以下のため常温でも可燃性の蒸気が発生します。そのため、静電気の火花など小さな火源でも爆発的に燃焼します。
- ガソリンは空気より重いため、穴やくぼみ等に溜まり、離れたところでも引火する危険性があります。
- 気化したガソリンの体積は膨張するため、携行缶などで保管している場合、容器に高い圧力がかかっていることがあります。取り扱う際は、火気の無い安全な場所でガス抜きをしてから取り扱いましょう。
ガソリンの規制
- ガソリンは消防法で許可を受けた施設以外は200リットル以上の貯蔵または取り扱いを禁止しています。
- 40リットル以上を貯蔵または取り扱う場合は赤穂市火災予防条例により消防長への届出が必要です。
- 40リットル未満の貯蔵または取り扱いに届出は必要ありませんが、赤穂市火災予防条例(第30条)の基準に従い、安全に貯蔵または取り扱いを行ってください。
赤穂市火災予防条例
ガソリンの保管
保管する量は必要最低限とし、火気が近くに無く、直射日光が当たる場所や高温になる場所を避けて保管してください。
- ガソリンの保管容器は専用の金属製携行缶が適しており、ポリタンクなどの樹脂製容器は静電気が発生する恐れがあります。
- セルフスタンドで利用者が自分で容器にガソリンを入れることはできません。
- 容器の規定量を守りましょう。
- 使用前に容器の腐食や破損、劣化等が無いか確認してください。異常があれば直ちに使用をやめてください。
ガソリン携行缶の正しい使い方(PDF:776KB)