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更新日:2023年10月16日

心肺蘇生法の流れ

心肺蘇生法-動作の解説-

  1. 安全を確認する
  2. 反応を確認する
  3. 119番通報をしてAEDを手配する
  4. 呼吸を観察する
  5. 胸骨圧迫を行う
  6. 人工呼吸
  7. 心肺蘇生法の継続

 1.安全を確認する

まず周囲の状況が安全かどうかを確認します。自分自身の安全を確保することは傷病者を助けることよりも優先されます。危険がある場合には傷病者に近づかず、警察や消防の到着を待ったほうがよいこともあります。

2.反応を確認する

 

反応の確認

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  • 傷病者の肩をやさしくたたきながら、「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけたときに、目を開けるなどの応答や目的のある仕草があれば、反応があると判断します。

ポイント

  • 突然の心停止が起こった直後には引きつるような動き(けいれん)が起こることもありますが、この場合は呼びかけに反応しているわけではないので、「反応なし」と判断してください。
  • 反応があれば、傷病者の訴えを聞き、必要な応急手当を行います。

 3.119番通報をしてAEDを手配する

反応がなければ、大きな声で「誰か来てください!人が倒れています!」などと助けを求めます。

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  • 協力者がきたら、「あなたは119番通報をお願いします」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。

ポイント

  • 救助者が一人の場合や、協力者が誰もいない場合には、心肺蘇生を始める前に、自分で119番通報をしてください。また、すぐ近くにAEDがあることがわかっている場合にはAEDをとりに行ってください。
  • 119番通報すると、通信指令員が心肺蘇生法の手順を指導してくれます。
  • 携帯電話やスマートフォンをスピーカーモードにすれば通信指令員の指導を聞きながら処置ができます。

 4.呼吸を観察する

傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。

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  • 傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。

ポイント

次のいずれかの場合には、「普段どおりの呼吸なし」と判断します。

  • 胸や腹部の動きがない場合
  • 約10秒かけても判断に迷う場合は、普段どおりの呼吸がない、すなわち心停止とみなしてください。

突然の心停止直後には「死戦期呼吸」と呼ばれるしゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸がみられることがあります。このような呼吸がみられたら心停止と考えて、胸骨圧迫を開始してください。

 5.胸骨圧迫

傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始します。

胸骨圧迫の姿勢

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  • 胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
  • 胸の真ん中に、片方の手の付け根を置きます。
  • 他方の手をその手の上に重ねます。両手の指をお互い組むと、より力が集中します。

胸骨圧迫部位両手の置き方

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  • 肘をまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、傷病者の胸が約5cm沈み込むように強く、速く圧迫を繰り返します。
  • 圧迫のテンポは1分間に100~120回です。胸骨圧迫は可能な限り中断せずに、絶え間なく行います。
  • 圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めている間)は、胸が元の高さに戻るように十分に圧迫を解除することが大切です。

両手の組み方と力を加える部位、垂直に圧迫する

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斜めに圧迫しない、肘を曲げて圧迫しない

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  • 小児に対しては、普段どおりの呼吸をしているかどうかを確認し、呼吸がないと判断したら、両手または片手で、胸の厚さの約3分の1が沈むほど強く圧迫します。

小児への胸骨圧迫

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 6.人工呼吸

人工呼吸の技術と意思があれば、30回の胸骨圧迫30回に人工呼吸2回を組み合わせます。

人工呼吸のやり方に自信がない場合や、人工呼吸を行うために傷病者の口に直接接触することにためらいがある場合には、胸骨圧迫だけを続けてください。

(1)気道確保(頭部後屈あご先挙上法)

  • 傷病者の喉の奥を広げ、空気の通り道を確保することを気道確保といいます。
  • 片手で傷病者の額を押さえながら、もう一方の手の指先を傷病者のあごの先端、骨のある硬い部分に当てて押し上げます。

頭部後屈あご先挙上法

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(2)人工呼吸

  • 気道を確保したまま、口を大きく開いて傷病者の口を覆って密着させ、息を吹き込みます。
  • 吹き込んだ息が傷病者の鼻から漏れ出さないように、額を押さえているほうの手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみます。
  • 息は傷病者の胸が上がるのが見てわかる程度の量を約1秒間かけて吹き込みます。
  • 吹き込んだら、いったん口を離し、傷病者の息が自然に出るのを待ち、もう一度、口で傷病者の口を覆って息を吹き込みます。

胸が持ち上がるのを確認する

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ポイント

  • 息を吹き込んだときに(2回とも)胸が上がるのが目標ですが、うまく胸が上がらない場合でも、吹き込みは2回までとします。
  • 2回の吹き込みを行う間は胸骨圧迫が中断されますが、その中断は10秒以上にならないようにします。
  • 口対口人工呼吸による感染の危険性はきわめて低いといわれていますが、手元に感染防護具がある場合には使用します。
  • 傷病者の顔面や口から出血している場合や、口と口を直接接触させて口対口人工呼吸を行うことがためらわれる場合には、人工呼吸を省略し、胸骨圧迫のみを続けます。

 7.心肺蘇生法の継続

  • 胸骨圧迫を30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行います。
  • この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30対2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。

ポイント

  • 胸骨圧迫を続けるのは疲れるので、もし救助者が二人以上いる場合は、1~2分間程度を目安に、胸骨圧迫の役割を交代するのがよいでしょう。
  • 心肺蘇生を中止するのは次の場合です。

1.救急隊に心肺蘇生を引き継いだとき(救急隊が到着してもあわてて中止せずに、救急隊の指示に従ってください。)
2.心肺蘇生を続けているうちに傷病者に普段どおりの呼吸が戻って呼びかけに反応したり目的のある仕草が認められた場合は、心肺蘇生をいったん中断して様子をみてください。

胸骨圧迫30回

人工呼吸2回

  • 胸の真ん中(胸骨の下半分)を圧迫
  • 強く(胸が約5cm沈み込むまで)
  • 速く(1分間に100~120回のテンポ)
  • 絶え間なく(30回連続)
  • 圧迫と圧迫の間は力を抜く
    (胸から手を離さずに)
  • 口対口で鼻をつまみながら息を吹き込む
  • 胸が上がる程度
  • 1回約1秒間かけて
  • 2回続けて試みる
  • 10秒以上かけない

 

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