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更新日:2025年7月15日
蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としてみられていますが、デング熱に関しては2014年、2019年に国内感染例が報告されました。
主な蚊媒介感染症として、日本脳炎、ウエストナイル熱、ジカウイルス感染症、デング熱、マラリア、黄熱、チクングニア熱などがあげられます。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
疾患名 | 主な症状 | 主な流行地域 |
日本脳炎 | 発熱、頭痛、悪心、嘔吐、めまい等 | 極東から東南アジア・南アジア |
ウエストナイル熱 | 多くの人は無症状か感冒の様な症状のみ | アメリカ、カナダ等 |
ジカウイルス感染症 | 軽度の発熱、発疹、結膜炎等 | 中南米、アフリカ、東南アジア等 |
デング熱 | 発熱、頭痛、筋肉痛、発疹等 | 東南アジア、南アジア、中南米等 |
マラリア | 発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛等 | アフリカ、アジア・太平洋の熱帯地域 |
黄熱 | 発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛等 | アフリカ、中南米 |
チクングニア熱 | 発熱、関節痛、発疹等 | アフリカ、南アジア、東南アジア等 |
詳細については、厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊にさされないよう注意してください。
日本脳炎は不活化ワクチンによる予防接種、マラリアは医師の処方による予防内服が有効です。