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更新日:2025年2月6日
お知らせ
明治時代初期、児島なかという一人の女性の手により誕生した赤穂緞通は、佐賀県の「鍋島緞通」、大阪府の「堺緞通」と共に、「日本三緞通」と称されています。中でも赤穂緞通は、握り鋏一つで3種類の”摘み„技法を用いることが最大の特徴で、文様の輪郭が際立つ美しさと滑らかな手触りが魅力です。
赤穂市の伝統産業であった赤穂緞通の製法技術を復元、復活し、制作技術者及び将来に伝承していくべき後継者を育成するために、「赤穂緞通を伝承する会」が「技術・研修工房つむぐ」を通じて随時研修生を募り、修了者が講師となって「機こしらえ」から「仕上げ」までの技術を丁寧に指導しています。
1852(嘉永5)年、大嶋黄谷によって創り出されたと伝えられる「雲火焼」。陶土も焼成方法も明かされず、一度は”幻„となったこの焼きものを復元したのが「赤穂雲火焼」です。赤穂の夕景を思わせる幻想的な美しさが賞賛され1993(平成5)年には兵庫県伝統的工芸品に認定されました。現在も、復元に成功した桃井さん・長棟さんら2人の陶工を中心に、技術と文化が時代を超え受け継がれています。
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