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更新日:2012年1月6日

忠臣蔵寺子屋-第2回

第2回(2004年3月4日)

新撰組と赤穂






平成16年のNHK大河ドラマは「新選組!」です。
新撰組(しんせんぐみ。新選組ともいう)は、幕末の文久3年(1863)に幕府が武芸の優れた浪士を集めて編制した警備隊で、京都において幕府に反対する勢力の鎮圧を行いました。
新撰組と赤穂の関係を記してみましょう。

服部三郎兵衛武雄

隊士の中に、赤穂出身の剣豪がいました。
服部三郎兵衛は、伊東甲子太郎(いとう・かしたろう。のち新撰組参謀)の影響を受けて新撰組に入隊し、諸士取締役兼監察を勤めました。しかし、慶応3年(1867)3月に伊東甲子太郎一派とともに新撰組を脱退し、京都高台寺月真院を本拠に御陵衛士(ごりょうえじ。天皇のお墓を警備する武士)となりました。
新撰組は、慶応3年11月18日に別派行動をする伊東甲子太郎を殺害。その遺体の回収に出向いた高台寺党の服部三郎兵衛は同士の藤堂平助・毛内監物らとともに七条油小路(あぶらのこうじ)で新撰組に襲撃され、奮戦ののち死亡しました。これを「油小路事件」といいます。
服部三郎兵衛は、伊東甲子太郎らとともに京都泉涌寺(せんにゅうじ。京都市東山区)の塔頭即成院(そくじょういん)付近に葬られています。

山崎烝と大高又次郎、大高忠兵衛

山崎烝(やまざき・すすむ。蒸ともある)は、山城国壬生村出身で父親は浪人ということです。新撰組入隊は文久3年(1863)暮れから翌元治元年らしく、諸士取締役兼監察を勤めました(のち副長助勤)。
山崎烝は、薬の行商人に扮して尊攘派志士が出入りする池田屋を探索します。その情報を基に志士たちの動きを察知した新撰組は、会津・彦根・桑名・淀の各藩兵や町奉行所与力の動員を得て、元治元年(1864)6月5日に池田屋を襲撃しました。この襲撃により尊攘派志士の重鎮(じゅうちん)宮部鼎蔵(みやべ・ていぞう。熊本藩、山鹿流兵法学者)や吉田稔麿(よしだ・としまろ。長州藩)や大高又次郎(おおたか・またじろう。播磨林田藩)ら7名が死亡し、23人が逮捕されました。桂小五郎(後の木戸孝允)は、危うく難を逃れています。これを池田屋事件といいます。
このとき死亡した大高又次郎は、長州へ出向いた際、吉田松陰に自分は赤穂義士大高源吾の子孫だと言ったといわれ、岩倉三縁寺に葬られています。

また、池田屋を脱出した大高忠兵衛(播磨林田藩)は、翌6日に下妙覚寺町の自宅で逮捕され、7月4日に拷問のため六角獄で獄死しました。日限地蔵安祥院(ひぎりじぞう・あんしょういん)に葬られています。又次郎(享年44歳)と忠兵衛(享年42歳)は2歳違いで、兄弟もしくは親戚でしょうか。
司馬遼太郎の小説『新選組血風録』の「池田屋異聞」には、山崎烝が赤穂藩浅野家の重臣奥野将監(おくの・しょうげん。番頭、1000石)の子孫とされています。奥野将監は吉良邸討入りには参加しませんでした。一方、池田屋に出入りしていた大高忠兵衛は、赤穂義士大高源吾の子孫と称し、周囲の人から一目置かれていたといいます。池田屋事件のとき、山崎烝が以前から疎ましく思い、たまたま居合わせていた大高忠兵衛を討ち果たしたという話が掲載されています。

隊服と隊旗の模様

新撰組の隊服の羽織に、▲▲▲▲▲の雁木(がんぎ)模様、あるいは「ダンダラ」模様が施されています。浅葱色(あさぎいろ。薄い藍色、水色)の地に白色の雁木▲▲模様を袖(そで)や裾(すそ)に施しています。
よく似た図柄の「仮名手本忠臣蔵」の討入り装束は,黒地に白色の雁木▲▲模様です。
一方、隊旗にも同じ模様があり「誠忠」の文字が染められています。
新撰組隊士で大正4年(1915)まで生き残った永倉新八(ながくら・しんぱち。副長助勤)が記した「新撰組顛末記」には、「大坂の鴻池から金子(きんす)二百両を借りいれて服装をかえた新撰組の浪士、なかにも羽織だけは公向(おもてむき)に着用するというので、浅葱色の袖へ忠臣蔵の義士が討入りに着用した装束みたようにだんだらを染めぬいた。」とあります。このとき、羽織や紋付の単衣(ひとえ)や小倉の袴などを誂えたということですが、赤穂義士を敬愛・崇拝して、隊服や隊旗に模様や文字を取り入れたのでしょう。

この文を書いた人(文責)
矢野圭吾(赤穂市教育委員会)

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